「仕事にマジで行きたくない」
「誰とも会いたくないし、喋りたくもない」
仕事のことを考えると憂鬱で眠れないなんてことはありませんか?
僕もちょっと前まではかなり辛い状況で、仕事を休むための口実を毎晩考えていました。
当時はとにかく仕事がハードで毎日残業続きのなか1日を乗り切るのがやっとで、人生を楽しむ余裕なんてこれっぽちもありませんでした。
- 家から出た瞬間に吐き気がする
- 通勤途中の電車で気分が悪くなって途中で降りる
- 車がぶつかってきてくれないか
- 階段から転げ落ちて骨折でもしようか
- 常にため息をついている
- 仕事中はまるで奴隷になった気分
そんな状態だった僕でも現在では、毎日仕事が楽しくなり、憂鬱な気分が嘘のように吹き飛んでいます。
どんな方法を使って脱出したんだと思いますか?
実は、それほど難しくはないんです。ただ、単純に憂鬱になってしまう原因に対して根本的な対処をしたからです。
そこで、このページでは、毎朝吐き気がするほど仕事に行きたくない場合の対処法を僕の体験談をもとにご紹介したいと思います。
もし、仕事で悩んでいるなら参考にしてみてください。きっとなにかしらの光は見えてくるはずです。
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この記事に書かれていること
- 仕事が憂鬱なのは普通のこと
- でも楽しんでいる人もいる
- 憂鬱な原因をはっきりさせれば突破口は必ず見える
- 現状が全てだと思わない
目次
仕事が憂鬱なのは当たり前「自分を責めない!」
ココすごく大事なことなんですけど、誰だって仕事に行きたくない時期は少なからずあります。当たり前です。
毎日毎日同じことの繰り返しで嫌になることくらい人間なんだから普通です。
隣の芝生は青い。じゃないですけど、職場のみんなは毎日楽しそうにしてて、一緒に昼ごはん食べて他愛もない会話をしてる。不安なんてこれぽっちもなさそう。
いやいや、そんなことないです。
みんな必死に我慢してるだけで、「仮面」かぶってるだけなんですよ。心では「あ〜つまんねえな〜」「早く帰りてえよ〜」と嘆いているはずです。
仕事に行きたくない。仕事が憂鬱だ。って思うのは誰だって当たり前のことなんです。普通なんですよ。
仕事が楽しくて充実しまくってる人もいます
ただ、なかには仕事にやりがいを感じていて、毎日仕事にくるのが楽しみだ!って人もいます。
仕事もプライベートも充実してて、生きてるって素晴らしいよね。くらいの生きてるだけで丸儲け的な思考の人もいるんです。(実際、僕の周りにも2人くらいいます。悩み?なにそれ時間のムダじゃない的なパリピが)
出勤時にすれ違う人の群れのなかには、最高に人生を楽しんでる人がいるんですよ。
どうですか?できることならそっち側の人間になりたいと思いませんか?
憂鬱になる原因をハッキリさせる
あなたを憂鬱にする一番の原因は何ですか?まずはそこをハッキリさせましょう。
- 人間関係
- 上司
- 職場の雰囲気が嫌い
- 残業が多すぎる
- 業務内容がきつい
- ミスやトラブルが続いてる
- まともに評価してもらえない
- 会社自体が嫌い
- 働くことすら嫌い
あなたを憂鬱にする原因が人間関係や業務内容であっても、まず、やってほしいのは、何が原因となって負担になってしまうのかを自分自身で認識することです。自分自身で根本原因を理解することはとても大事なことです。改善しようと思っても、真の原因がわかっていないまま無理やり対処したところで何の解決にもならないからです。
憂鬱な気持ちを放っておくのは非常に危険です
入社1ヶ月。
仕事中に目眩をおこして倒れこんでしまいました疲労困憊。
— 羊のメリー (@Merrydriveroom) 2019年3月3日
今の憂鬱な気持ちが長期化すると心が崩れてしまい、メンタルが壊れてしまったり、最悪の場合過労死してしまうこともありえます。
決して人ごとではないんですよ。
厚生労働省の調査によれば、仕事や職場に悩みを抱えている人は全体で59.5%半数を超えているそうです。過労死と言っても心の病から重大な病気を発症させてしまったり、自ら命を絶ってしまったりなど、仕事の悩みから起因するものが多いのが現状です。現在でも毎年1500人以上の人が自ら命を落としているのが実態です。
参考厚生労働省「過労死等の防止のための対策に関する大綱新旧対照表」
憂鬱な気持ちを放っておくのはとても危険なんです。もし、↓のような状態になってしまってる人は注意したほうがよさそうです。
過労死の危険サイン
- 仕事中ほとんど誰とも話さない
- 朝から疲れている
- 他人と口論になることが多い
- 趣味など仕事以外の時間で楽しめることがない
- 睡眠時間が短い
- ふとした時に泣きたくなる
- 死にたいと思うことがある
こういった状況ではかなり切羽詰まった状態です。自分の身を守るためにも「まさか自分が精神病なんて」と思わず、思い切って診療内科を受診してみるのも一つの手段です。診断の内容によっては休職できることもあります。
また、過労死を防止するための弁護士団体が運営する専用相談所「過労死110番」というものもありますので、一人で悩まず専門家に相談するのも一つの手だと思います。
「気晴らし」では意味がない
先ほど、真の原因が分かってないのに対策したところで何の解決にもならないと言いました。
世間には、落ち込んでいる人を見つけては「大丈夫だよ!考えすぎだよ、なんとかるよ」と不用意な言葉をかけてくれる優しい人がいます。優しさで言ってくれてることなんでしょうけど全く響きません。
大体そういう人たちが言ってる対処法は↓のような気晴らしにしかならないようなものが多いです。
ポイント
- 没頭できる趣味を作る
- 仕事の前にカフェへ行く
- いつもと違う道を通ってみる
- 高級料理を食べる
- 筋トレする
- 銭湯に行く
- 映画を見る
- 芸術にふれてみる
- 家族で旅行へ行く
- 欲しいものを買う
- 毎朝、鏡の前で笑顔をつくる
- 愚痴を聞いてもらう
- 豪遊する
- 女性と触れ合えるお店に行く
効果がある場合もあるかもしれません。でも、それは一時的な気晴らしにすぎず根本の対策にはなりません。
憂鬱さを払拭する根本対策
仕事へ行くのが憂鬱な場合って「劇的に意識を変える」か「働く環境を変える」かしないとどうにもならないことが大半なんです。
僕の実体験を踏まえて「3つのステップ」でご紹介します。
①「したくないこと」「なりたくない自分」を明確にする
子供の頃は、誰しも将来の夢を持っていました。でも、大人になった今、その夢を忘れてしまっている人がほとんどだと思います。
今すぐ、忘れていた夢を思い出し実現させよう!と言っても、現実的ではなさそうです。
メモ
- イチローにみたいにメジャーリーガーになって活躍したい。
- 中田英寿選手のように日本の代表選手になりたい
- 消防士になってみんなの役に立ちたい
- パイロットになって世界中を旅したい
だから、まずは、「自分がしたくないこと」「なりたくない自分」を明確にしましょう。なりたくない自分をイメージすることは死ぬほど重要だと思っています。
例えば、
このまま一生そこの職場で憂鬱なまま過ごしたいですか?
家族を支えるために自分が犠牲になって残りの人生を労働に捧げますか?
対して仕事もできないのに年齢だけで昇格して上司からは叱責、部下からは頼りにされない。
こんな人生嫌ですよね。そうならないために行動するんです。
②幸せとは何かを考える
次、周りの環境を含めた理想の自分をイメージしましょう。それがあなたが描く幸せだと思います。
人それぞれだと思いますが、僕の場合は、ある程度お金に余裕を持って家族で楽しい時間を過ごすことです。
子供のころ片親で育った僕にはこんな小さなことで幸せを感じます。自分が味わった寂しい思いを子供たちにはさせたくないんです。
あなたの「幸せ」をイメージしましょう。
③(短いスパンで)夢を持つ
あなたが考える幸せを手に入れるために何が必要かを考えてください。大きな夢を持つのは結構です。ですが、大きすぎて途方もない夢では途中で投げ出してしまうかもしれません。
まずは、1年〜3年単位で実現できる夢を持ちましょう。もちろんその先に大きな夢を掲げ、それを実現させるためのステップとして小目標を設定します。
現状に囚われず、大きな視野を持ち夢の実現に向かって何をしなければいけないか、何が必要ををじっくり考えてください。
僕は、ここで紹介した3つのステップを実践しました。今の仕事がその夢の延長線上にあったからこそ自由な気持ちになれたし憂鬱な気分を吹き飛ばすことができました。
今ある現状が全てだと思わない
サーカスの像の話を知っていますか?
古い例えだけど、サーカスの像の話 pic.twitter.com/Wx7VtjtPr0
— ムーチョ(子育て・生活) (@mucho) 2017年7月17日
有名な話なので知ってる人も多いかと思います。像は小さい頃に鎖で繋がれて調教されると、大きくなって鎖をちぎることができるようになっても繋がれたままになるというやつです。人も同じ、みんな今ある現状のなかで右往左往しようとします。
めちゃくちゃ大きなマクロな世界のなかで、自分だけのミクロな生活を送ろうとします。日本だけ考えてもいろんな人がいて、いろんな職種があるのに、今の上司、今の仕事だけを見て必死に我慢を続けます。
誰があなたの首に鎖をつなげたのでしょうか?もしかして、その鎖ってもうとっくの昔に外れてるんじゃないですか?
大事なことなのでもう一度言います。今ある現状が全てではないんです。サーカスの像になっていてはダメです。いつまで経っても幸せにはなれません。
転職して人生を好転させた
僕には元職場の先に自分の持つ夢が見えなかった。だからこそ転職したんです。
今は、大手自動車関連の会社で職制になることができました。TL(EX)です。部下がいるんです。自分の思いをチームのみんなに伝えることができるようになりました。めちゃくちゃ楽しいですよ。
残業もそこまで多くないですし、休日出勤だってほぼないです。(1月、2月、3月の土曜日は月1回出勤ですが有休取ってます)
あの時、将来のことをしっかり考えて自分と向き合えてよかったです。
もちろん当初は不安もありました。
家族のことやお金のこと、1から仕事を覚え直さなきゃいけないこと。不安な点はいくつもありました。妻とは何度も話合いました。
結局、妻は僕のことを気遣ってくれて転職に賛成してくれました。でも、転々と職を変えられるのは嫌だからしっかり決めてほしいと念を押されました。
休日の求人広告を読み漁ったり、ハローワークにも通いましたが良い求人を見つけられませんでした。自分に合った仕事ってなかなか見つけられないんですよね。
夢と今の自分を結びつけることって意外に難しかったんです。自分を客観的に評価しないと無理なんですね。
だから、僕は自分だけで転職先を探すのはやめました。
転職エージェントを使った
転職エージェントとは、自分専用の職業カウンセラーみたいなイメージです。自分が希望する職種や勤務先、時間帯などを伝えてそれにあった職場を紹介してくれる。
ハローワークのような機械的な紹介ではなく、ちょっとした人生相談にものってくれるし、こっちが構えてると緊張を和らげたりもしてくれます。
ただ、やっぱり向こうも生身の人間なんで、話してても合う合わないがあるんですよね。
そういうのはネットで調べてた時に知っていたので、その人だけにこだわらず、とにかく手当たり次第複数のエージェントに登録して面談をこなしていきました。(僕の場合は最初に5社に登録して最大7社と面談しました)
全て無料でカウンセリング的なものが受けられたのでお金は一切支払っていませんし、実際に就職先を探してもらったエージェントにも紹介手数料なども払っていません。
それでも、ハローワークや求人広告の中にはなかった仕事も数多くありましたし、今の職場も転職エージェントを活用して内定をもらうことができました。
転職エージェントおすすめですよ。
全てを無料で活用できますし、ゴリ押し営業とかもないから気軽に相談できます。自分を客観的に評価してくれるのは強いですよ。みんなが自分本位で実際の職業面接にくるなかで、自分の強みとアピールポイントをアドバイスしてもらえるのはかなりのアドバンテージになりました。
やりたくもない仕事に精神を削られるのは時間の無駄
憂鬱になるほど行きたくない仕事に自分の大事な時間を費やすのは無駄でしかないと思います。
そんな無駄な時間を過ごすくらいなら、今の職場はスッパリ捨てて次のステージに進みましょう。他にやりたい仕事がないって人もいるでしょうけど、しっかり探せば必ずあなたにあった仕事が見つかる可能性が高いです。マクロな目線を大事にしましょう。
うざい上司がいて、辞めるって言い出せない人は退職代行サービスを使ってみるのもいいでしょう。
やるだけのことはやって、結局今の職場が良かったでも全然OKですしね。とにかく行動してみましょう。