履歴書のなかに空白期間があるのは明らかに不自然です。面接官は、ほぼ間違いなくこの期間について質問してくるでしょう。
面接官
「○○さん、この空白期間は何をされていたんですか?」
この質問の意図を正確に汲み取り、的確な返答をしないとまず不合格です。
しかし、だからといってひきこもりニートが履歴書の空白期間に明らかな嘘を書けばそれもそれでバレて不合格になってしまいます。
では、一体どうすればいいのでしょうか?
このページでは、「履歴書の空白期間」言うなればひきこもっていた間の経歴をどのように書いて提出すれば面接に合格できるのか?について詳しくご紹介していきます。
一刻も早く答えを知りたいという人は、転職のプロ「転職エージェント」に直接聞いてみるのが手っ取り早いです。
このページに書かれていること
- 空白期間は嘘か本当どっちを書けばいい?
- アンケート結果
- 嘘はバレるのか?
- 空白期間を上手に埋める方法
- 面接時の応対の仕方
- 履歴書の書き方は相談できる
目次
ひきこもりニートは履歴書の空白期間を正直に書くべきか、嘘を書いて突破するべきか?
これまで、まともに働いてきたことがないヒキニートがまっとうな社会に介在しようとするのはかなりハードルが高いです。その第一の関所ともいえる履歴書の空白期間。
面接官は半笑いで、あなたに質問してくるかもしれません。「で、〇〇さんこの期間は何をしていたの?大丈夫?書くのを忘れたの?」完全にこちらを見下しています。
では、そんな質問をされないために、履歴書に嘘を書くのがいいのか?それとも、正直に本当のことを書いて、なんとか言い訳を考えるのがいいのか?どちらが正解と言えるのでしょうか。
僕の経験上でいけば正直に書いた方がいいです。
嘘を書けば必ずボロがでます。どれだけリハーサルしても必ずバレてしまいます。面接官もプロなので、怪しいと思う奴には怒涛の質問攻めです。検事のような疑いの目からは逃れられないです。
【アンケート結果】ひきこもりニート達に「履歴書の空白期間をどうしたのか」聞いてみた!
とはいうものの、これは僕の経験上での話です。他の人たちがどのように書いているのかはわかりませんし、嘘をつき通せた人もいるかもしれません。
ということで、自分でアンケートを取ってみました。アンケートはクラウドワークスというクラウドソーシングサイトです。(誰でもお金さえ払えば、いろんな仕事が依頼できるサイトです)
クラウドワークスで以下の質問を1件につき50円払ってます。
質問内容
- 名前
- 年齢
- ひきこもり期間
- 転職回数
- 正直に書いたか嘘を書いたか?
- 面接での応対
- 面接の結果
名前(HN):とうもろこし
年齢:30歳
ひきこもり期間:2年
転職回数:5回
履歴書を正直に書いたか嘘を書いたか:正直に書いた
面接での応対:実際に何をしていのか?と言う質問に対して、何もしないで自宅で過ごしていましたが、働きたいと言う気持ちが強くなったと伝えました。
面接の結果:採用
名前(HN):フッキー
年齢:33歳
ひきこもり期間:4年
転職回数:5回
履歴書を正直に書いたか嘘を書いたか:正直に書いた
面接での応対:親の介護などと言った家庭の事情にしました。前職で嘘から始まり、自分自身が苦しくなり同僚付き合いが減ってしまったこともあったので、趣味でもある料理をしたとも言いました。
面接の結果:採用
名前(HN):みくまん
年齢:24歳
ひきこもり期間:4年
転職回数:6回
履歴書を正直に書いたか嘘を書いたか:嘘を書いた
面接での応対:資格を取るために専門学校に通っていたと嘘を書きました。バレませんでした。
面接の結果:採用(2ヶ月で退職してしまいました)
名前(HN):がっちゃ
年齢:28歳
ひきこもり期間:3年
転職回数:16回
履歴書を正直に書いたか嘘を書いたか:嘘を書いた
面接での応対:資格を取るため勉強をしていましたと嘘をつきました。(受けた面接の仕事で使えるような資格でした。)
面接の結果:採用 資格を仕事を辞める前に勉強していて、面接前に少しだけ勉強して、実際に受かっていたので、特にそのことで深くは聞かれていないのでバレてないと思います。
名前(HN):かわかみ
年齢:29歳
ひきこもり期間:7年
転職回数:14回くらい
履歴書を正直に書いたか嘘を書いたか:嘘を書いた
面接での応対:社会保険がない会社だと実績が残らないので、アルバイトと書いた。
面接の結果:採用 正社員の時だけ書いたので、怪しまれなかった。
名前(HN):まつ団
年齢:27歳
ひきこもり期間:3年
転職回数:7回くらい
履歴書を正直に書いたか嘘を書いたか:嘘を書いた
面接での応対:転職の経験が多いので、それぞれの働いた期間を少しずつ伸ばして空白期間を埋めました。
面接の結果:採用 特にバレなかったです。ただ経歴詐称ということで社会的にアウトなことをしている自覚はありますし、バレたらどうなってしまうのかという恐怖はあります。
ひきこもりニートが履歴書に嘘を書くとバレるのか?
ニートに限らず、履歴書に書かれた嘘はほぼバレます。ただし、その嘘を会社側があなたに指摘するかは、また別の話です。
面接では通ったとしても実際の現場に配属され上司から仕事を教わるなかで、仕事の肌感を持っている上司は「あ、こいつダメだな」とすぐに見抜いてしまいます。
そこで、人事から展開されたあなたの履歴書を確認し、経歴と実力が合っていなければ、断定はできなくとも「嘘」を見抜きます。
そうなってしまった後は、キツイ仕事を任せてみたり、タイトなスケジュールを組ませて作業させたりしてあなたが根を上げるのを待ちます。
現場に配属されて1週間経っても上司が冷たい態度であなたに接しているとしたら、もうそういったフェーズに入っているのかもしれません。
嘘がバレるタイミングとは?
バレるタイミングについては以前のページでも書いていますが、主に、
- 入社時の提出書類
- 経歴とスキルが噛み合っていない
- うっかり飲み会などで自分で言ってしまう
- 人の繋がりで発覚する
などがあります。面接時にバレる確率としてはそこまで高くはないものの、入社数週間でバレてしまうことは往々にしてあります。入社さえしてしまえばこっちのもんなどの考えでいると、履歴書がどんどん汚れていくだけなのかもしれないですね。
-
-
【履歴書の嘘】罪かクビか?職歴や経歴、資格の虚偽がバレる理由と発覚後の汚名挽回
履歴書の内容に嘘を書いてしまっても絶対にバレるということはありません。 ですが、万が一発覚してしまった場合には、軽犯罪法により処罰を受けたり、突然解雇されてしまう可能性も充分にあります。 そこで、この ...
続きを見る
結局引きこもっていた空白期間はどう書けばいいの?
基本的には真実を書く方がいいです。そして、その空白期間に何を考え、何をしていたかを記入するのです。
職歴欄に数年もの空白期間があるのは、違和感でしかありません。面接の際に間違いなく聞かれます。
例えば、5年間の空白期間があるとします。実際は5年間ヒキニートしてだけであっても、なぜひきこもっていたのかを空白の期間に書いてしまうのです。
職歴欄に余分なこと書いていいの?と思われるかもしれませんが、僕は実際にそれで合格してますし、このサイトを見ていただいてる皆さんからも「受かったよ!」「面接官に褒められたよ」と嬉しい報告をもらってます。
履歴書の写真
履歴書の空白期間を上手に埋める方法
アピールできる書き方はいくらでもあります。
空白期間のアピール
- 資格を取るために勉強をしていた
- スポットのバイトをしていた(資格を取るために)
- 自分のキャリアについて深く考えていた
- 就職について本気で考えていた
- 自分のスキルを磨くために学んでいた
- リフレッシュ期間を設けさまざなことを考えていた
- インターネットを通じてホームページ作成などをしていた
面接の時にどうせ突っ込まれるのは分かっているので、突っ込まれる前に先手を打っておくのです。履歴書にあらかじめ、ひきこもりの理由が記載してあるのに、面接に応じるということは、あなたの経歴を会社側が認めたことになります。
ひきこもっていたことを承知の上で、あなたと面接をしたい、あなたを採用したい。という意志の表れだと思います。
履歴書の空白期間に関するQ&A
職歴欄にバイト歴も記載したほうがいいの?
もちろんです。職歴はあなたの実績になります。正社員だけではなくアルバイト(短期を含む)やパートの履歴については全て記入するようにしましょう。
ただし、3日でやめてしまったとか3ヶ月以上続かずに自己都合で辞めてしまったものについては、ハッキリとした理由がない限り書かないほうがいいです。
面接の時に空白期間について聞かれたらどうする?
事実は正直に伝えましょう。ただし、ひきこもっていた間に何を考え、今後どうしていきたいのかということはポジティブに伝えるようにします。


ひきこもりの事実を認めて、そのうえで自分をポジティブに売り込むように工夫しましょう。
履歴書の書き方は相談できる?
転職のプロに無料で聞くことができます。転職のプロが多数在籍する転職エージェントは、履歴書の書き方からおすすめの職場まであなたの転職を全面的にサポートしてくれます。
また、転職エージェントは独自の収益システムを確立しているため、僕たちは全て無料でサービスを受けることができます。「相談したけど結局転職しなかった」でも料金は一切発生しません。
僕の場合は合計5社の転職エージェントと契約して今の職場に転職できましたが、同時に複数のエージェントと契約して数をこなしていく方法がおすすめです。
まとめ:結局履歴書の空白期間は正直に書いたほうがいい
結局、正直に書いた方が何事もプラスに進むのではないかというのが僕の持論です。
嘘を書いてしまって入社できたとしても、後ろめたさをプレッシャーに逃げ出したくなるだろうし、嘘をついてしまったという罪悪感はずっと付いて回ります。
おそらく、また辞めてしまうでしょう。
だったら、最初から正直に書いておいて、それでも面接に応じてくれる会社と真剣に向き合ったほうがwin-winな関係を築けるんじゃないかと思います。
やっぱり、長い間ひきこもり生活を続けたヒキニートが社会復帰したいなら他人の手を借りるしかないですよ。明日の未来のために頑張ってください。