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要領の悪さは発達障害などの病気が原因になることも
ADHD(Attention Deficit Hyperactivity Disorder)やアスペルガー症候群という病気(症状)を聞いたことがあるかと思います。
要領の悪さは病気が原因になることもあります。
- 不注意
- 多動性
- 衝動性
の3つの症状が特徴です。一般的には社会に適合しにくいと言われていますが、大人の発達障害とも呼ばれるこれらの病気は、周りの人や自分自身を含め障害に気づきにくいことが特徴です。
ADHDの人の特徴
- 話を聞けない
- 集中力が続かない
- 物忘れが多い
- ケアレスミスをしてしまう
- 他人に攻撃的
現在では国の働きかけもあってある程度の規模で周知されてきましたが、まだまだ障害を持つ人の完璧なサポートには至っていません。また自分自身のそういった障害に気づける人もごく少数になっています。
要領の悪さを自分でどうにかして治そうとしても、どうしても治らない人は一度チェックしてみてください。発達障害に関しては色々な機関から情報が発信されています。
大人の発達障害「ADHD」や「アスペルガー症候群」について権威性の高い記事
マンガで分かる心療内科「第45回「発達障害・アスペルガー障害って何ですか?」
大人のためのADHD「【チェック診断】大人のADHD(注意欠如・多動症)とは?」
厚生労働省「アスペルガー症候群について」
ダイヤモンドオンライン「大人の発達障害、「ミスが多い」「もの忘れが多い」人はADHDかも?」
要領が良い人は作業に取り掛かる前に必ず全体を見渡しています
要領が良い人は仕事に取り掛かる前に必ずその仕事の全体像を把握します。
要領が良い人の特徴
- ボリュームはどれくらいか?
- 仕事にかかる時間はどれくらいか?
- 一人でできる仕事か?
- どこから始めれば効率がよいか?
- 仕事について自分より知識のある人はいないか?
- 過去に似たような仕事の事例がないか?
一つの仕事に取り掛かる前にこれだけのこと(これ他にもあると思いますが)を考えてから仕事に取り掛かります。要領よく仕事をこなしていくためには「いかに早く確実に仕事を終わらせるか」を最重要視する必要があります。
要領が悪い人と要領が良い人の違いは「仕事の進め方」
上記と似たような内容になりますが、要領が悪い人と良い人の決定的な違いは「仕事を始める前の段取り」にあります。
要領が悪い人
1番から順番に1つずつ片付けていこう。今日もきっと残業だろうな
要領が良い人
よし、1番〜6番までは誰でもできるから後輩に任せよう。7、8、9番はエクセル関数を使って自動で答えがでるようにすればすぐに終われる。手書きでやるのは10番だけだな。よし昼までには提出できる!今日はフレックスで早く帰るぞ!
1つの仕事をするだけでもこれだけ違いがあります。信じられないかもしれませんが、要領が良い人は常にこれだけ考えながら仕事をしてるし、反対に要領の悪い人は常に真っ向勝負。全力で正面から体当たりしています。
それは疲れると思いますよ。仕事も続かないはずです。
要領が悪い人は短所ばかり?長所はないの?
こうやってみると要領の悪い人の短所ばかりが目についてしまいますが、そんなこともないです。もちろん長所だってあるし、周りから期待されている部分もあります。
短所についてはこれまでにもお話した通り、
- 物事の優先順位がつけられない
- 仕事の計画が立てられない
- 人を頼れない
などですが、周りの人から良い反応もみてみましょう。
要領の悪い人の長所やメリット
まず第一に「真面目」です。ものごとに対して真正面から向き合う姿勢は周りからも信頼されています。
「〇〇さんは仕事は遅いかもしれないけど頼んだ仕事はキッチリやってくれる」
このように思われています。組織として仕事を進めていく上ではメンバー同士の信頼関係がとても重要です。どんなことでもいいので「誰かに頼られる」というとこはめちゃくちゃ大事です。
また、要領が悪い人は真面目で嫌味のない性格の人が多いです。こういった性格を上司にかってもらえると可愛がられることもあります。特に若い頃同じ境遇だった年配上司も多いようで「若い頃の自分を見ているかのようだ」と言われることもしばしば。
要領が悪いと言っても全部がぜんぶデメリットなことばかりではないんです。
今からでも遅くない!要領の悪さを改善する方法
ポイントさえ掴んでおけば周りから要領の悪さを直すことはできます。だからまだまだ諦める必要はありません。
先ほど要領の悪さの特徴でお伝えしたとおり、優先順位がつけられないことや目標が定まっていないことなどが原因で要領よく仕事をこなすことができません。
発想を逆転させて、ダメな部分をケアしていくようにすれば要領の悪さは改善されるはずです。
要領の悪さを改善する方法
- 仕事に優先順位をつける
- 1日の目標を決める
- 一人でやり切ろうとしない
たった3つのポイントを意識するだけで要領の悪さは劇的に改善されていくので一度試してみてください。
仕事に優先順位をつける
要領が悪い人は仕事の進みが遅かったり、効率が悪かったりと周りからすると「いつまでそれやってんだよ」と疎まれがちです。
それもこれも、与えられた仕事に優先順位が付けられていないことが問題です。
特に多いのが、何か作業をしてる途中で他から「あれやってくれないか」と頼まれると、そちらを最優先にして今やっている仕事を後回しにしてしまいます。それでまた頼まれるとそちらへ移る…。これの繰り返しです。
結局どの仕事も中途半端になってしまい、何が終わって、何が残っているのかが分かりません。
一番大事なことは、仕事に優先順位を付けて、今やっている仕事を常に優先順位の最上位にしておくことです。
常に最優先の仕事をこなしているのだから、途中で頼まれた仕事についてはよほどのことがない限り後回しです。
他の改善策ができなくともこれだけは実践してみてください。たったこれだけで劇的に仕事の効率は上がるはずです。
一日の目標をはっきりと決める
毎日「今日は何時までにここまでやる」と決めます。
あなたのサジ加減で決められる仕事、上司から頼まれた仕事、どうしても今日中に終わらせなければいけない仕事。いろいろあると思いますが、まずは、今日中にどこまでやるのかを決めておきましょう。
一日の中であなたがやり切れる仕事量は決まっています。どんなに頑張ってもそれ以上はできません。能力以上の仕事は初めから諦めて明日に回しましょう。
「今日中に終わらせないと上司に怒られるからサービスしてやり切るしかない」なんて考えではダメです。
上司の指示に従うのは大切なことですが、自分を犠牲にする必要はありません。それでも上司が怖い、自分が悪いからやるしかない。という考えになってしまうようでは、ブラック企業に飲み込まれている可能性が高いです。
仕事との向き合い方の見直しや転職も視野に入れたほうがいいです。
誰かを頼る。一人でやりきろうとしない
最後、3つ目のポイントです。
仕事は組織で運営されています。与えられた仕事を全て一人でやりきろうとしないでください。
人を頼ることを恐れてはいけません。あなたが、仕事を頼めがばきっと嫌な顔をされるでしょう。でも負けてはダメです。誰でも自分の仕事を持っているでしょうから、横槍を入れられればいい気分はしません。
それでも、自分一人でやりきれないと思う仕事は勇気を持って協力してもらうしかないんです。それができないから、後で上司に怒られたり、周りにウザがられたりするんです。
誰かにお願いする勇気を持って、効率よく仕事をこなしていきましょう。
要領が悪い人ほど成功できる仕事を5つ紹介します
なかなか定職が見つからないという人も多いはずです。
それについてはこちらのページ(要領が悪い人に向いてる仕事15選 | できる仕事をタイプ別にリストアップ!)でもお伝えしましたが、単純に「職種や就職先を間違えているだけ」で闘う土俵が違っていただけです。
他人と接触せず、一人で黙々と集中できる仕事
自分で要領が悪いと理解している人はこういった仕事に就くと成功する確率がグッと高まります。
要領が悪い人が成功できる仕事
- 工場のライン作業(ラインタクト遅め)
- 施設警備員
- プールの監視員
- SE(プログラマー)
- 倉庫内管理
代表的な仕事を5つ紹介しましたが、この他にもまだまだいろんな職種があります。それについては要領が悪い人に向いてる仕事のページを参考にしてみてください。
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管理人が利用した転職サイト
★リクナビNEXT
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求人サイトで探してもなかなか良い仕事が見つからないという人は「どれも一緒でコレという仕事がない」「どんな仕事が良いかよくわからない」
上記のような状態になっていることが多いかと思います。
そういう人は、転職エージェントというプロの転職アドバイザーに相談してみるのがおすすめです。
こちらも無料で相談できますし、(就職が決まったからと紹介料を取られることもありません)あなたの隠れた才能やおすすめの仕事を見つけ出してくれる可能性もあります。
自分で決められないかもという人はぜひ活用しみてください。
管理人が利用した転職エージェント